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「1冊ですべて身につくJavaScript入門講座」を紹介

プログラミングが初めてでも、Webページを実際に動かしながらJavaScriptの基本を学べる一冊です。

1冊ですべて身につくJavaScript入門講座の表紙
書名
1冊ですべて身につくJavaScript入門講座
著者
Mana
出版社
SBクリエイティブ
発売日
2023年3月1日
ページ数
344ページ
ISBN
978-4-8156-1575-8

書誌情報と目次はSBクリエイティブの書籍情報を参照しています。

HTMLとCSSでWebページを作れるようになると、次はメニューを開閉したり、画像を切り替えたり、画面に動きを加えたりしたくなります。そこで必要になるのがJavaScriptです。しかし、変数や条件分岐を順番に学ぶだけでは、それらがWebサイトの動きにどうつながるのかイメージしにくいことがあります。

『1冊ですべて身につくJavaScript入門講座』は、プログラミングの基本を丁寧に解説しながら、イベントやアニメーション、実際のWebページへの実装まで進む入門書です。コードを覚えることだけを目的にせず、「自分が作ったページをJavaScriptで動かす」というゴールが見える構成になっています。

JavaScriptを最初に学ぶときの難しさ

JavaScriptでは、文法そのものに加えて、HTMLの要素を取得する、クリックをきっかけに処理を実行する、表示内容やCSSを変更するといったWeb特有の考え方も学びます。最初は、ひとつひとつの用語が何のためにあるのか分からなくなりがちです。

  • 変数、関数、条件分岐をいつ使えばよいのか
  • JavaScriptからHTMLやCSSをどう操作するのか
  • クリックやスクロールをどう検知するのか
  • 複数のデータをどう整理して扱うのか
  • エラーが出たときにどこを確認すればよいのか

本書は、こうした疑問を小さな作例と画面の変化に結び付けて説明します。コードを書いた結果がブラウザーですぐに分かるため、抽象的な文法だけを学ぶよりも、処理の目的を理解しやすいのが特徴です。

この本の特徴

プログラミング未経験者に寄り添った解説

JavaScriptで何ができるのかというところから始まり、コードを書く場所や実行方法を確認したあと、変数、演算、条件分岐、繰り返し、関数などへ進みます。専門用語を最初から知っていることを前提にしないため、JavaScriptが初めての人はもちろん、過去に入門教材で挫折した人も再挑戦しやすい構成です。

Webサイトで役立つ操作を学べる

文法の説明だけで終わらず、HTML要素の取得、イベント処理、表示の切り替えなど、Web制作でよく使う処理を扱います。「この構文は何に使うのか」を実際の画面で確認できるので、学んだ知識とWeb制作を結び付けやすくなっています。

アニメーションを理由から考えられる

本書ではWeb Animations APIを使った動きの付け方に加えて、タイミングや速度の調整にも触れます。単に要素を動かすだけではなく、利用者にとって分かりやすく心地よい動きとは何かを考える入口になります。

ひとつのWebサイトに機能を組み込める

学習の後半では、ローディング画面、画像ギャラリー、スライドメニューなどをひとつのWebサイトへ実装します。独立した短いサンプルから始めて、複数の機能があるページへ進むため、実際の制作でJavaScriptを使う感覚をつかめます。

どのような内容を学べるのか

1. JavaScriptの役割と基本文法

最初の章では、HTMLが文章の構造、CSSが見た目、JavaScriptが動きや機能を担当するという関係を整理します。そのうえで、ブラウザー上でコードを実行し、値を保存する変数や処理をまとめる関数など、プログラムを組み立てるための基本を学びます。

条件によって処理を変える方法や、同じ処理を繰り返す方法も扱われます。これらは地味に見えますが、メニューの状態に応じて表示を変える、複数の画像を順番に処理するといった機能の土台になります。

2. イベントとHTML要素の操作

Webページの機能は、ボタンがクリックされた、文字が入力された、ページが読み込まれたといった出来事をきっかけに動きます。本書では、この「イベント」の考え方を学び、取得したHTML要素に処理を結び付けます。

クリックすると内容が切り替わる作例などを通じて、JavaScript、HTML、CSSがどのように協力しているのかを確認できます。静的なページしか作ったことがない人にとって、JavaScriptらしさを実感しやすい部分です。

3. 配列やオブジェクトによるデータの扱い

画像や商品、メニュー項目など、複数の情報を扱うときは、値をひとつずつ別の変数へ入れるよりも、配列やオブジェクトとしてまとめるほうが管理しやすくなります。本書では複数データの基本を学び、それを表示や切り替えの処理へ活用します。

ここを理解すると、サンプルの数値や文字を変えるだけでなく、自分のコンテンツに合わせてデータを組み替えられるようになります。次にAPIやJSONを学ぶ際にも役立つ基礎です。

4. アニメーションとWebページへの実装

要素を動かすアニメーションでは、開始から終了までの変化、再生時間、動き方などを指定します。本書はWeb Animations APIを取り上げ、JavaScriptからアニメーションを制御する方法を解説しています。

さらに、これまで学んだイベントやデータ操作を使って、Webサイトでよく見かける機能を組み立てます。完成形を写すだけでなく、各機能がどのタイミングで動き、どの要素を変更しているのか意識して進めると、別のサイトにも応用しやすくなります。

5. エラーの読み方と解決方法

プログラミングでは、入力ミスや想定と異なる値によってエラーが発生します。本書はエラーと解決方法を独立した章で扱っており、開発者ツールなどを使って問題の場所を探す考え方を学べます。

出版社の公式ページではサンプルデータと正誤情報が公開されています。紙面のコードを一から入力する練習と、サンプルを動かして違いを調べる方法を使い分けると、学習を進めやすくなります。

おすすめしたい人

  • JavaScriptやプログラミングを初めて学ぶ人
  • HTMLとCSSを学び、Webページに動きを付けたい人
  • 文法中心の教材では目的を見失ってしまった人
  • jQueryから標準のJavaScriptへ学び直したい人
  • 画像ギャラリーやスライドメニューを自作したい人
  • アニメーションをWeb制作に取り入れたい人

購入前に確認したいこと

HTMLとCSSの基礎があると進めやすい

JavaScript自体は初めてでも読み進められますが、後半ではWebページの要素やスタイルを操作します。HTMLタグやclass属性、基本的なCSSの役割が分かっていると、JavaScriptによって何が変化したのか理解しやすくなります。

HTMLとCSSもまったく初めての場合は、見出しや画像、リンクを配置し、CSSで色や余白を変更できる程度まで先に練習しておくと安心です。

大規模なアプリ開発を扱う本ではない

本書の中心は、ブラウザーで動くJavaScriptとWebサイトへの実装です。Node.jsによるサーバー開発、ReactやVueなどのフレームワーク、TypeScript、テストや設計といった実務的なアプリ開発の全領域を網羅するものではありません。

タイトルの「すべて」は、JavaScript学習の最初に必要な基本を一冊で身につけるという意味で捉えるとよいでしょう。本書を終えたあと、作りたいものに合わせて非同期通信、API、フレームワークなどへ進む流れが自然です。

読むだけではなくコードを動かす必要がある

図や説明が分かりやすくても、プログラムは実際に入力し、結果を予想し、間違いを直すことで定着します。完成コードをそのまま貼り付けるだけでなく、数値や文字列、条件を少し変えて、画面がどう変わるか試す時間を取ることが大切です。

本書はJavaScriptの最初の一冊として使いやすい一方、HTMLとCSSの詳しい解説書ではありません。Webページの基本構造に不安がある場合は、先にHTML・CSSの入門教材を終えておくと作例の理解に集中できます。

おすすめの読み進め方

  1. サンプルと同じ環境を用意する:使用するファイルとブラウザーの開発者ツールを確認し、すぐ実行できる状態にします。
  2. コードを手で入力する:記号や大文字・小文字にも注意しながら入力し、JavaScriptの書き方に慣れます。
  3. 実行前に結果を予想する:クリックしたら何が変わるか、どの順番で処理されるかを考えてから確認します。
  4. 値をひとつ変えて試す:文章、色、時間、条件などを変更し、コードと結果のつながりを確かめます。
  5. エラーを自分で調べる:すぐ完成コードに戻さず、エラーメッセージと該当行を確認します。
  6. 自分のページへ移植する:最後にひとつの機能を自作ページへ組み込み、必要なHTMLやCSSも含めて整理します。

特におすすめなのは、各章の作例を完成させたあと、デザインやデータを自分用に変えることです。画像ギャラリーなら写真の枚数を増やす、メニューなら項目を追加するなど、小さな変更でも「写したコード」から「使えるコード」へ理解を進められます。

学び終えたあとのステップ

一冊を終えたら、まずは複数の機能を組み合わせた小さなWebページを作ってみましょう。たとえば、ボタンでテーマカラーを切り替えるページ、入力内容を一覧に追加する簡単なメモ、複数画像を切り替えるギャラリーなどが取り組みやすい題材です。

次に学ぶテーマとしては、フォーム入力の検証、データを保存するWeb Storage、外部データを取得するFetch APIなどがあります。より大きなアプリを作りたくなった段階で、モジュール、npm、TypeScript、フレームワークへ進むと、本書で学んだ変数、関数、配列、イベントの知識を土台として活用できます。

まとめ

『1冊ですべて身につくJavaScript入門講座』は、JavaScriptでできることを知るところから始まり、基本文法、イベント、複数データ、アニメーション、Webサイトへの実装、エラー解決まで段階的に学べる入門書です。

画面の変化を確かめながら進められるため、「文法を勉強したが何を作ればよいか分からない」という状態になりにくい点が魅力です。HTMLとCSSの次に何を学ぶか迷っている人や、Webサイトに自分の手で動きを加えたい人にとって、JavaScriptの第一歩を支えてくれる一冊です。

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