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「プロフェッショナルWebプログラミング Laravel 改訂版」を紹介

Laravel 13でつぶやき投稿アプリを作りながら、実装・テスト・デプロイまでの流れを体験できる一冊です。

プロフェッショナルWebプログラミング Laravel 改訂版の表紙
書名
プロフェッショナルWebプログラミング Laravel 改訂版
著者
久保田 賢二朗、塚原 彰仁、大橋 佑太
出版社
エムディエヌコーポレーション
発売日
2026年5月1日
ページ数
352ページ
ISBN
978-4-295-20832-7

書誌情報は出版社の商品ページ国立国会図書館サーチを参照しています。

PHPの基本文法を覚えたあと、Webアプリケーションを作ろうとすると、ルーティング、テンプレート、データベース、ログイン、画像、メール、テストなど、急に知らない言葉が増えます。Laravelは、こうしたサーバーサイド開発の共通処理を整理し、決められた場所へコードを置きながらアプリを組み立てられるPHPフレームワークです。

『プロフェッショナルWebプログラミング Laravel 改訂版』は、Laravel 13に対応したつぶやき投稿アプリを題材に、開発環境の準備から公開までを一続きで学ぶ本です。単に画面を表示するサンプルで終わらず、ログイン、CRUD、画像投稿、メール送信、テスト、デプロイまで扱う点が、この本の大きな特徴です。

Laravelを学ぶときに起こりやすい戸惑い

Laravelのコードは短く書ける反面、初めて見ると「どこで処理が始まり、なぜこのメソッドが呼ばれるのか」が見えにくいことがあります。routes/web.php、コントローラー、モデル、Bladeテンプレートという複数のファイルが協力して1画面を作るからです。

  • URLと実行されるメソッドの対応が分からない
  • Bladeの記号がPHPやHTMLとどう関係するのか迷う
  • マイグレーションとモデルとデータベースの役割を混同する
  • ログインした利用者だけに操作を許可する方法が分からない
  • 動いた画面をどのようにテストし、サーバーへ公開するか想像しにくい

この本は、部品を一つずつ説明してから投稿アプリへ組み込むため、Laravelの仕組みを自分のコードへ結び付けやすい構成です。完成コードを眺めるだけではなく、ターミナルのコマンドと掲載コードを入力して、画面の変化を確かめながら読み進めるタイプの教材といえます。

この本の特徴

Laravel 13の環境で学べる

改訂版では、2026年に公開されたLaravel 13を対象にしています。DockerとLaravel Sailを使った環境構築を扱うため、PHPやデータベースをパソコンへ個別に設定することに不安がある人でも、プロジェクトと実行環境をまとめて用意する考え方を学べます。

ただし、Dockerは別の知識も必要になるため、コマンドを実行するだけで終わらせず、「コンテナの中でLaravelが動いている」「プロジェクトのコードを共有している」という関係を確認することが大切です。

つぶやき投稿アプリを完成させる

題材は投稿を作成・表示・編集・削除するアプリです。CRUDというWebアプリの基本を、実際の画面とデータの流れで体験できます。記事のような投稿機能は、掲示板、日報、メモ、商品管理などにも応用しやすく、学んだ処理を自分の題材へ置き換える練習に向いています。

周辺機能を一つの工程として学べる

ログイン機能、画像投稿、メール送信などは、入門チュートリアルでは省略されがちなテーマです。本書では、基本画面を作ったあとに機能を追加していくため、Laravelの機能が単独で存在するのではなく、利用者・データ・通知とつながっていることを理解できます。

テストとデプロイまで含まれている

開発の最後に「公開方法は別の話」と切り離すのではなく、テストや段階的なリリース、GitHubを使った自動化まで視野に入れています。自分のPCで動くことと、他の環境でも再現できることは違うため、アプリを運用する側の視点を早く知りたい人に役立ちます。

本書で学べる内容

1. Laravelの基本構造

Laravelアプリケーションのディレクトリー、設定、ルーティング、コントローラー、ビューを確認します。ブラウザーから届いたリクエストがどのルートを通り、どの処理を経てHTMLとして返るのかを追えるようになることが第一歩です。

2. データベースとEloquent

マイグレーションでテーブルの構造をコードとして管理し、Eloquent ORMでPHPのモデルを通してデータを検索・保存します。SQLを完全に隠す魔法としてではなく、どの条件でどの行を取得しているかを確認しながら使うことが重要です。

3. フォーム、認証、画像、メール

フォームから受け取った入力を検証し、ログイン利用者を識別し、投稿に画像を添付し、必要な場面でメールを送る流れを学べます。入力値をそのまま信用しないこと、本人以外の投稿を編集できないようにすることなど、安全性に関わる考え方も実装と結び付けて確認できます。

4. テストと自動デプロイ

画面へのアクセスやデータの登録をテストし、機能追加で既存機能が壊れていないかを自動的に確認します。さらにGitHubと連携したテスト・デプロイの考え方へ進むため、個人制作からチーム開発へ移るときの全体像をつかめます。

本書のサンプルはLaravel 13対応ですが、Laravelはメジャーバージョンによって導入手順や標準構成が変わることがあります。実際に始めるときは、本の対象バージョンと手元のPHP・Laravelのバージョンを確認し、差分があれば公式ドキュメントも参照しましょう。

おすすめしたい人

  • PHPの基本文法を学び、次にWebアプリを作りたい人
  • Laravelのチュートリアルを一度試したが、ファイルの役割が曖昧な人
  • CRUDだけでなくログインや画像投稿も実装してみたい人
  • テストやGitHub、自動デプロイを早めに知りたい人
  • Laravel 13とDocker・Sailの組み合わせで学びたい人

購入前に確認したいこと

PHPとWebの基礎は先にあると読みやすい

本書はLaravelの入門書ですが、変数、配列、関数、クラス、HTMLフォーム、HTTPの基本をまったく知らない状態だと、フレームワークの説明とPHPの説明を同時に理解することになります。PHPが初めてなら、先に当サイトのPHP入門で短いコードを動かしておくと、Laravelの説明へ集中しやすくなります。

環境構築には時間がかかることがある

Docker Desktop、Composer、Node.jsなど、アプリのコード以外にも準備があります。メモリやディスク容量、ポートの競合、OSごとのコマンド差でつまずくこともあるため、エラーメッセージを省略せず記録しましょう。環境構築で止まったときは、アプリのコードを疑う前にバージョンと起動状態を確認するのが近道です。

完成アプリを作っただけで実務が完了するわけではない

本書は実践的ですが、決済、複雑な権限設計、大規模な負荷対策など、すべての業務要件を扱うものではありません。完成後に自分の要件を追加し、バリデーション、認可、テスト、ログを自分で見直すことで、教材の知識が応用力になります。

おすすめの読み進め方

  1. 最初に実行環境をそろえる:PHP、Composer、Docker、Node.jsのバージョンを記録し、サンプルを起動できる状態にします。
  2. 章ごとに画面を確認する:コマンドをまとめて実行せず、ルート・画面・DBなど変更の単位ごとにブラウザーで確認します。
  3. ファイルの役割を声に出して説明する:「このルートがコントローラーを呼び、モデルがデータを取り、Bladeが表示する」と言葉にします。
  4. 正常系と異常系を両方試す:空欄、長すぎる入力、他人の投稿へのアクセスなどを試し、エラーや拒否の動作を確認します。
  5. 題材を一つだけ変える:投稿に公開・非公開を追加するなど、範囲を決めて改造し、必要なマイグレーションとテストを書きます。
  6. 最後に公開手順を再現する:開発環境だけの設定や秘密情報を分け、別の環境でも起動できるか確認します。

このサイトのLaravel学習コンテンツとの使い分け

当サイトのLaravel入門では、Laravel 13のリクエストの流れ、ルーティング、Blade、フォーム、バリデーション、Eloquent、認証、API、テストを短いサンプルと実行結果で整理しています。書籍を読み始める前の予習や、章の途中で用語を確認するリファレンスとして使えます。

本書は一つの投稿アプリを完成へ近づけることに強く、当サイトは概念を小さな例へ分解し、練習問題で確認することに向いています。「当サイトで用語と短い例を確認する → 本書でアプリを作る → 自分の機能を追加してテストする」という順番にすると、写経で終わりにくくなります。

まとめ

『プロフェッショナルWebプログラミング Laravel 改訂版』は、Laravel 13を使ってWebアプリを作りたい人が、開発の始まりから公開までを一周するための実践書です。CRUDだけでなく、認証、画像、メール、テスト、デプロイまで含めて学べるため、PHPの文法学習からフレームワーク開発へ進む橋渡しになります。

Laravelの便利な記法を暗記するだけではなく、リクエスト、データ、画面、利用者の権限がどのようにつながるかを意識して手を動かすのがおすすめです。環境やバージョンの差に出会ったときも、公式ドキュメントを確認しながら解決する経験そのものが、実際の開発で役立つ力になります。

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