「PostgreSQL徹底入門 第4版 インストールから機能・仕組み、アプリ作り、管理・運用まで」を紹介
PostgreSQLをインストールしてSQLを試すところから、アプリケーション開発、管理・運用まで、データベースを実際に使うための道筋を学べる一冊です。
- 書名
- PostgreSQL徹底入門 第4版 インストールから機能・仕組み、アプリ作り、管理・運用まで
- 著者
- 近藤雄太、正野裕大、坂井潔、鳥越淳、笠原辰仁/監修 石井達夫
- 出版社
- 翔泳社
- 発売日
- 2019年10月4日
- ページ数
- 392ページ
- ISBN
- 978-4-7981-6043-6
書誌情報は版元ドットコムの書籍情報を参照しています。
PostgreSQLを学び始めると、SELECTやCREATE TABLEのようなSQLだけでなく、サーバーの起動、接続ユーザー、スキーマ、権限、バックアップなど、データベースを動かすための周辺知識も必要になることに気づきます。SQLの文法だけを覚えても、アプリケーションから安全に使い、障害時に復旧するところまでは自動的に身につきません。
『PostgreSQL徹底入門 第4版』は、インストールから始めて、PostgreSQLの機能や内部の仕組み、SQL、アプリケーション作成、管理・運用へ進む構成の技術書です。データベースを試すだけでなく、開発や運用でどのような判断が必要になるかを広く見渡したい人に向いています。
PostgreSQLを学ぶときに迷いやすいこと
初めてのデータベース学習では、サンプルSQLを実行して結果が表示されると、ひとまず理解できたように感じます。しかし、実際のアプリケーションでは、次のような疑問が出てきます。
- データベース、スキーマ、テーブル、ロールはどう関係するのか
- 主キー・外部キー・制約をどこへ定義するのか
- トランザクションやMVCCは、同時更新時に何を守るのか
- 遅いSQLを実行計画からどう調べるのか
- バックアップを取得し、実際に復元できることをどう確認するのか
本書はPostgreSQLの機能を点で紹介するのではなく、環境を用意してSQLを実行し、アプリケーションへ組み込み、管理するという流れで整理します。初学者が用語を調べるための入口としても、実務へ進んだ人が全体を確認するための手元の本としても使いやすい構成です。
この本で学べる内容
インストールと接続
PostgreSQLサーバーを用意し、psqlなどのクライアントから接続するまでを確認します。サービスとして動くサーバーと、SQLを入力するクライアントを分けて考えられるようになると、接続エラーの原因を切り分けやすくなります。
PostgreSQLの機能と仕組み
PostgreSQLのデータ型、スキーマ、ロール、トランザクション、インデックスなど、SQLの背後で動く仕組みに触れます。単に構文を覚えるのではなく、なぜその機能が必要なのかを考えながら学べる点が特徴です。
SQLとデータベース設計
テーブル作成、検索、更新、結合、集計、制約などを使い、アプリケーションで扱うデータを設計します。PostgreSQLならではの型や機能も登場するため、標準SQLと製品固有の機能を使い分ける視点を作れます。
アプリケーション作成
データベース単体の操作から、プログラムから接続して検索・登録する段階へ進みます。プレースホルダー、トランザクション、エラー処理など、SQLをアプリへ組み込む際に欠かせない考え方を確認できます。
管理と運用
権限、バックアップ、リストア、ログ、性能確認など、サービスを継続して使うためのテーマも扱います。開発者がデータベースを運用担当者へ任せきりにせず、どの情報を確認すべきか理解する助けになります。
おすすめしたい人
- PostgreSQLを初めてインストールする人
- SQLの基礎からPostgreSQL固有の機能へ進みたい人
- PHPなどのアプリケーションからPostgreSQLを使いたい人
- ロール、権限、バックアップ、性能改善の全体像を知りたい人
- データベースを動かす仕組みを、実際の操作とともに理解したい人
購入前に確認したいこと
第4版はPostgreSQL 11をベースに改訂された書籍です。基本的なSQLやリレーショナルデータベースの考え方は後のバージョンでも役立ちますが、現在のPostgreSQLで追加・変更された機能や推奨設定は、PostgreSQL公式ドキュメントで補う必要があります。
また、書籍はPostgreSQLの入門書なので、Web画面のデザインやフロントエンドまで一冊で完成させる本ではありません。Webアプリケーションを作る場合は、使用する言語、フレームワーク、認証、入力検証などの資料と組み合わせると学びがつながります。
おすすめの読み進め方
- まず接続まで進める:インストール、サービス起動、接続、終了の一周を早めに経験します。
- 練習用DBを作る:本番データを使わず、削除しても困らないデータでSQLを試します。
- 結果を予想する:SQLを実行する前に、返る行・列・順番を紙に書きます。
- エラーも読む:制約違反や権限不足を再現し、エラーの対象と原因を確認します。
- アプリから使う:プレースホルダーとトランザクションを使った小さな登録画面へ進みます。
- 復元まで試す:バックアップを取るだけでなく、別の練習環境へ戻せるか確認します。
まとめ
『PostgreSQL徹底入門 第4版』は、PostgreSQLを使い始めるための操作だけでなく、SQL、アプリケーション、管理・運用までを一続きの学習として捉えたい人におすすめの技術書です。
当サイトのPostgreSQL入門では、書籍で扱われるテーマを初心者向けに分解し、コマンド、SQL、実行結果、エラー例、練習問題を加えて整理しています。本書と講座を行き来しながら、自分の練習環境で手を動かすと理解が定着しやすくなります。
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