gfortranを用意する
この講座ではGNU Fortran(gfortran)を使います。LinuxではGCCのFortranパッケージ、macOSではHomebrewなど、Windowsでは利用している開発環境に対応したGFortranを用意してください。インストール方法はOSによって異なるため、GNU Fortran公式ページも確認しましょう。
gfortran --version
GNU Fortran (GCC) 13.2.0
Copyright (C) 2023 Free Software Foundation, Inc.表示されるバージョンや著作権表示は環境によって異なります。コマンドが見つからない場合は、インストール後にターミナルを開き直し、PATHが通っているか確認します。
Hello Worldを実行する
hello.f90を作り、次のコードを保存します。Fortranの自由形式では、インデントは動作に必須ではありませんが、読みやすさのためにそろえます。
program hello
implicit none
print *, 'Hello, Fortran!'
end program hellogfortran -std=f2018 -Wall -Wextra hello.f90 -o hello
./hello
Hello, Fortran!-o helloで実行ファイル名を指定します。Windowsなど、実行方法が異なる環境では生成された実行ファイルを環境の方法で起動してください。
implicit noneと警告
古いFortranには、変数を宣言しなくても名前の先頭文字から型を決める暗黙の型宣言がありました。現在の学習では、タイプミスを早く見つけるためにimplicit noneを必ず書きます。
program typo
implicit none
integer :: count
count = 3
print *, coutn
end program typogfortran -std=f2018 -Wall -Wextra typo.f90 -o typo
typo.f90:5:17:
5 | print *, coutn
| 1
Error: Symbol 'coutn' at (1) has no IMPLICIT typecoutnは宣言されていないため、コンパイルエラーになります。行番号と名前を確認し、まず最初に出たエラーから直します。
練習
name.f90を作り、character(len=30)の変数へ名前を代入して表示してみましょう。次に、gfortran -std=f2018 -Wall -Wextra name.f90 -o nameでコンパイルし、表示結果を確認してください。