OS別の導入コマンド

Linux・macOS・Windowsで方法が異なります。公式ページへのリンクだけで終わらせず、まずは利用中のOSに合わせて次のコマンドを実行してください。

導入後はターミナルを開き直し、gfortran --versionを実行します。表示されたらHello Worldを実行するへ進めます。

Fortran

Fortranの環境構築と最初のプログラム

gfortranを準備し、ソースをコンパイルして実行するまでを確認します。

Fortran入門の講座一覧

01

gfortranを用意する

この講座ではGNU Fortran(gfortran)を使います。LinuxではGCCのFortranパッケージ、macOSではHomebrewなど、Windowsでは利用している開発環境に対応したGFortranを用意してください。インストール方法はOSによって異なるため、GNU Fortran公式ページも確認しましょう。

バージョン確認COMMAND / OUTPUT
gfortran --version
GNU Fortran (GCC) 13.2.0
Copyright (C) 2023 Free Software Foundation, Inc.

表示されるバージョンや著作権表示は環境によって異なります。コマンドが見つからない場合は、インストール後にターミナルを開き直し、PATHが通っているか確認します。

02

Hello Worldを実行する

hello.f90を作り、次のコードを保存します。Fortranの自由形式では、インデントは動作に必須ではありませんが、読みやすさのためにそろえます。

hello.f90FORTRAN
program hello
    implicit none
    print *, 'Hello, Fortran!'
end program hello
コンパイルと実行COMMAND / OUTPUT
gfortran -std=f2018 -Wall -Wextra hello.f90 -o hello
./hello
 Hello, Fortran!

-o helloで実行ファイル名を指定します。Windowsなど、実行方法が異なる環境では生成された実行ファイルを環境の方法で起動してください。

03

implicit noneと警告

古いFortranには、変数を宣言しなくても名前の先頭文字から型を決める暗黙の型宣言がありました。現在の学習では、タイプミスを早く見つけるためにimplicit noneを必ず書きます。

typo.f90FORTRAN
program typo
    implicit none
    integer :: count
    count = 3
    print *, coutn
end program typo
確認COMMAND / OUTPUT
gfortran -std=f2018 -Wall -Wextra typo.f90 -o typo
typo.f90:5:17:

    5 |     print *, coutn
      |                 1
Error: Symbol 'coutn' at (1) has no IMPLICIT type

coutnは宣言されていないため、コンパイルエラーになります。行番号と名前を確認し、まず最初に出たエラーから直します。

04

練習

name.f90を作り、character(len=30)の変数へ名前を代入して表示してみましょう。次に、gfortran -std=f2018 -Wall -Wextra name.f90 -o nameでコンパイルし、表示結果を確認してください。